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令和4年度1月

混沌とする世の中、日本のやるべきことは 1月15日(日) 隊友掲載

愛媛県隊友会 松山中央支部 味酒東分会 小森是

 新年早々ですが現在、世界は、ロシアがウクライナに侵攻して、1年近くとなり、ウクライナは、非道かつ悲惨な状態に置かれています。
 父親が軍人であった私は、国民学枚1年の時、満州で終戦を迎えました。戦後約1年間、満州各地を転々とし、その間、ソ連兵あるいは馬賊等により、略奪・殺戮・強盗等に遭遇し、かつ3人の幼い弟を栄養失調で亡くし、多くの恐怖心を体感しました。今、ウクライナの人々のことを思うと胸が痛みます。
 今や世界は、自由で人権を守る民主主義と暴走する権威・専制主義の競いの様相を呈して居ります。日本周辺では、ロシアによる北方領土、韓国による竹島の不法占拠、毎日のように尖閣列島を脅かせている中国、弾道ミサイルの発射等を繰り返す北朝鮮等、何時どこで戦争が起こっても不思議ではない状況が続いて居ります。
 このような状況下、今、日本においてやるべきことは、何でしょうか
@ 国際連合憲章第51条には、「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基づく権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。」と記されており、独立国として当然の権利である「自衛権」を日本国憲法第九条に明示すべきと考えます。
A 防衛費をGDPの約2%以上に引き上げて、対反撃能力、平時からの継戦能力、その他の各種対処能力等の更なる向上を期する必要があると思います。
B 非核三原則の内「持ち込ませず」を削除して抑止力の向上を期する必要が有ります。また、国土の核シェルター化も速やかに検討すべき事項ではないのでしょうか。
C 世界価値観調査(2017〜20)によると「戦争になったら国のために進んで戦いますか」との質問「はい」と答えた日本人は約13.2%(世界最低)でした。この状況は、戦後レジームの呪縛であり、各種教育等による愛国心の高揚及び国防心の向上が望まれます。
 イタリアの哲学者ダンテは、「自由を求めて我は進む。そのために命を惜しまぬ者のみが知る貴重な自由を!」と言って居ります。
 渾沌とする世の中ですが、仲良く、明るい社会を築いて行きましょう!

松山駐屯地成人行事 11月13日(金) 陸上自衛隊松山駐屯地

 当日は、10:00〜11:50に開催され、新成人25名(その他勤務の都合上参加できなかった者7名)を祝う式典が駐屯地体育館で行われ、司令の式辞、横田弘之防衛協会副会長の祝辞と続き、先輩諸官からの祝福がありました。
 続いて恒例の新成人行事として、「今月子供が生まれる、頑張るぞ!」「素晴らしい先輩のようになるぞ!」「公的資格を沢山取るぞ!」などを大音声で決意披露、155mm榴弾砲(FH70約9.6t)と11式短SAM発射機(約14t)との綱引きを行い、新成人の統合力で引き切りました。
 小原会長以下数名が出席し、祝福しました。

年頭の辞 1月1日(日) 会長 小原友弘

 会員の皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年も6波・7波・8波と新型コロナ感染症の影響が続く中、会の活動も縮小され、思うような活動ができませんでしたが、このような状況におきましても会員皆様の創意工夫と努力により愛媛県隊友会としての本来の活動を維持できたものと考えております。これもひとえに会員の皆様の協力の賜であり、心から感謝申し上げます。
 ところで、ロシアのウクライナ侵攻、中国の覇権主義及び度重なる北朝鮮の弾道ミサイルの発射などへの対応のため、昨年12月に「新しい国家安全保障戦略・国家防衛戦略」などが制定され、「防衛力の抜本的な強化」や「新しい分野における各自衛隊の役割」等が示され、今年は「新しい我が国の防衛体制」の「幕開けとなる年」であります。したがって、本年はコロナ禍に負けず、この「新しい防衛体制」を支える現職自衛官を愛媛県隊友会として支援できることを確実に実行していきたいと思っております。
 また、隊友会本部で隊友会誌の「Web化」が検討されており、本年の1〜3月にかけて特定の支部(3支部)を対象として試行することが計画されており、この特定の支部に愛媛県隊友会の選定が予定されております。対象となれば「Web化」に対する会員皆様の意見を隊友会本部に報告することになります。その際は、インターネットやスマートフォンなどWeb環境にある会員皆様の協力お願いいたします。
 結びに当たり会員皆様に令和5年が活気ある実りのある素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。